2008年 年頭の挨拶
 2008年新年の富士山の画像です
 旧年中は皆様のやさしく温かいご愛顧いただきまして誠に有難うございました。今年も変わらぬご愛顧をよろしくお願いします。

 いよいよ新年の幕開けです、新年を喜び、心新たにしたいものだと思います。
 今年は大きな事業を抱えています。それは18年ぶりに行う、みそとしょうゆの値上げです。これはひとえに原料・資材の値上げによるどうしょうも無い値上げとなりました。

 最近はバイオエタノールの影響でしょうか大豆の作付けが減り、トウモロコシの増産が続いています。さらに地球温暖化の影響でしょうか、オーストラリア地方の記録的な旱魃の被害によりほとんど収穫が出来ない状況が二年続きました。

 更に中国の発展に伴って穀物の需要が高まって穀物の輸出国が大輸入国に大きく変貌を遂げてしまいました。さらに原油高が諸物価の高騰を引き起こしました。

 みそ、しょうゆの原料である大豆はほぼ2倍になり、大麦も2倍いやそれ以上になりそうな気配です。更にダンボールの値上げ、ペットボトルの値上げ、調味料の値上げとまさに我々の業界を取り巻く全ての仕入れの原料資材が大幅に値上がりました。

 ある意味でみそしょうゆの業界は大量生産・大量販売する大手メーカーが商品を氾濫させ乱売の傾向にありましたから、これを機会に正常化されることを強く願います。もはや日本の人口も減る時なのに、量を稼ぐ時代では無くなったことを理解することが必要です。

 厳しい年を迎えているのですが、全ての同業社も苦しいのです。ですから今の時代は大きなチャンスが到来していると思えてなりません。今このときを工夫して、先を読み、5年後、10年後に備えて努力していけば必ず、お客様に受け入れられる会社になれると思います。

 これからは本物の会社しか生き残れなくなるのです。そのことを肝に銘じていきたいと思います。経営理念にあります、食の文化に貢献するメーカーを追求していきます。経営ビジョンにあります、原料にこだわり、製法にこだわり、味にこだわる商品を作り、お客様の笑顔の健康と満足に貢献できる地球にやさしい企業をとことん追求していきます。

 基本を大切にして、自社の強みを活かした新製品開発に今年も取り組んでまいります。今年こそは皆さんに発表できるように研究のスピードをアップしていきます。
 請う ご期待です!

                                      平成20年1月7日
                                      早川しょうゆみそ株式会社
                                      代表取締役社長 早川 洋

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